
「鼻うがい」をやってみたいけど、難しそう・・・
「鼻うがい」は、鼻の中に洗浄液を入れて、鼻粘膜に付着した異物や鼻汁を洗い流します。
鼻から洗浄液を入れるのが難しいため、いろいろな鼻洗浄グッズが販売されています。
さらに鼻うがいは、普通の水ではなく、適切な濃度の食塩水で洗浄しなければならないので、ちょっと面倒です。
今回は、一般に販売されている鼻洗浄グッズを4種類ピックアップして、その特徴を比較してみたいと思います。

私も慢性的に鼻の調子が悪く、時々、鼻洗浄器を使って鼻うがいをします。
私の場合、鼻うがいをすると、鼻の中に溜まっていた鼻汁が排出されてスッキリします。
【基本情報】鼻洗浄液の作り方と鼻うがい(鼻洗浄)のやり方
鼻洗浄グッズ比較の前に、「鼻洗浄の基本的なやり方」を書いておきます・・・
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まず、鼻洗浄液(生理食塩水)を作ります。
【鼻洗浄液の基本的な作り方】
ぬるま湯に塩(精製塩)を溶かして、生理食塩水を作る。
<濃度>
生理食塩水は、0.9%の食塩水。
水500mlの場合、塩の量は4.5g。
<温度>
鼻うがいに使用する洗浄液の温度は、体温に近いほうが良い。
(体温に近いほうが温度刺激が少ない)
<注意>
洗浄液を作るのに使用する水は、衛生上問題のない水を使用すること。
※海外の水道水は、衛生上の問題で鼻洗浄に向かない場合があるので注意。
作った洗浄液は、すぐに使う。(作り置きはしないこと)

塩4.5gとか言われてもね・・・
量るの?

自分で量って作ったほうが安あがりですが・・・
専用の鼻洗浄液や、小分け分包された鼻洗浄剤(粉末)も市販されています。
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次に、作った鼻洗浄液を使って鼻うがいをします。
【鼻うがいの基本的なやり方】
鼻の中に、どうにかして鼻洗浄液を入れて、鼻孔から(または口から)排出させる。


・・・?
これで、鼻の中に入るの?

そんなわけで、市販の鼻洗浄器を使ったほうが簡単です。

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鼻洗浄グッズ①CMでおなじみの『ハナノア』の特徴
鼻洗浄グッズと言えば、テレビCMでおなじみの『ハナノア』が一番有名かもしれません。
鼻洗浄器と専用洗浄液がセットで販売されていて、鼻洗浄器のボトルに専用洗浄液を入れるだけですぐに使えます。
<ハナノアのメリット>
洗浄液を作る手間がかからない。
初期費用が安い。

『ハナノア』は、「手っ取り早く、鼻うがいを試してみたい」という人にはおすすめ!
でも、継続してたくさん使うことを考えると、専用洗浄液にかかるコストとボトルのサイズ(小さい)が気になります・・・
『ハナノア』には、「使い方簡単タイプ」と「しっかりタイプ」の2種類あります。
「使い方簡単タイプ」は、洗浄液を鼻から入れて鼻から出すタイプで、洗浄器具の容量は50mLです。
「しっかりタイプ」は、洗浄液を鼻から入れて口から出すタイプで、洗浄器具の容量は20mLです。
鼻洗浄グッズ②定番鼻洗浄器『ハナクリーンS』の特徴
(株)東京鼻科学研究所が製造販売している鼻洗浄器、「ハナクリーン シリーズ」
その中でも手軽なハンディタイプの『ハナクリーンS』は、定番ともいえる鼻洗浄器です。

実際に私も使用していますが、使い方は簡単です。
『ハナクリーンS』の使い方(概要)
- 洗浄器のボトルに、ぬるま湯を150mL入れる。
- 専用洗浄剤『サーレS』を1包入れて、良く溶かす。
- ボトルキャップを締める。
- ノズルを片方の鼻孔にあて、ボトルを押して洗浄液を鼻の中に入れる。
- 反対の鼻孔も同様に繰り返す。
※注入した洗浄液は、通常、他方の鼻孔から出てきます。
1回分の洗浄液は150mLなので多くはありませんが、「ハナノア」の「使い方簡単タイプ」と比べれば3倍の量で、しっかり洗浄できる感じがします。
専用洗浄剤『サーレS』の価格は、1回分(水150mlに溶かす量)あたり20円弱です。
(私が購入した時の価格です)
専用洗浄剤『サーレS』の成分は、塩・メントール・ペパーミントです。

『ハナクリーンS』は、手軽に本格鼻洗浄ができるのがポイント!
現在、私が主に使用している鼻洗浄グッズは、この『ハナクリーンS』です。
鼻洗浄グッズ③シリンジ型の『ナサリン』
『ナサリン』は、注射のシリンジのような形の鼻洗浄器です。
注入器の先端にシリコーンチップが付いていて、これが鼻にしっかりフィットします。

注入器の中に洗浄液を吸い上げてからピストンをゆっくり押すと、洗浄液が穏やかに注入されていきます。
注入器の容量は60mLなので、別容器に作った洗浄液を何回かに分けて吸い上げて使用することになります。
『ナサリン』の使い方(概要)
- 約250mLのぬるま湯に小さじ1/2杯の食塩(またはナサリン塩)を溶かす。
- 注入器で食塩水を吸い上げる。
- 片方の鼻孔を完全にふさぐように注入器先端のチップをあてて、ゆっくりとピストンを押して食塩水を注入する。
- 反対の鼻孔も同様に繰り返す。
※注入した食塩水は、通常、他方の鼻孔から出てきます。
ナサリン専用の精製塩も販売されていて、1包で250mLの洗浄液を作ることができます。

『ナサリン』は、チップがしっかり鼻孔を塞ぐのと、ピストンをゆっくり押しながら時間をかけて注入できるのがポイント。
私的には、一番「洗えている感」があります!
ただ、別容器に洗浄液を作って吸い上げなければならず、ちょっと面倒です・・・

それぐらい、面倒じゃないでしょ!?
鼻洗浄グッズ④ボタンを押して洗浄する『HailiCare鼻洗浄器』
『HailiCare鼻洗浄器』は、ボトルを逆さまにして、ボトル底部のボタンを押すと洗浄液が流れ出るタイプの鼻洗浄器です。

このようなボタン式(?)の鼻洗浄器は、まだ使ったことが無いので気になっています!

使ってみてから紹介してよ・・・
同じような形状のものが、複数のメーカーから販売されているようです。
見た目はとても使いやすそうで、口コミの評判も悪くない様子・・・
しかも、この『HailiCare鼻洗浄器』は、500mLの大容量です!

今使用している鼻洗浄器が古くなったら、このタイプのものを試してみたいです!

要するに、まだ買う気はないんだね・・・
最後に

以上、鼻洗浄グッズ4種比較でした!
実際に鼻洗浄グッズを使用する際は、各製品の説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。

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